去年から進めていた蝶採集時に最高のパフォーマンスを発揮する
tehu tehu hunting jacket 1stが納品されました。
目指した道具感が随所に見られます。
数回に渡りフィールドテストを行いようやくご紹介になります。
それでは説明します。
tehu tehu
"hunting jacket 1st"
color / olive
size / s,m,l
fabric / cotton50,nylon50
フロント、ドリンク収納ポケットが中央に計２つ搭載。
その横にもコンパクトツールが収納出来るポケットが左右２つ搭載。
何かと使える胸ポケットも搭載。
また表に出ている全てのポケット裏はテープで補強しています。
目を引く大きなフラップ。
フラップを外すと三角紙を収納する専用のポケットが現れます。
サンプルからの変更点はスナップを支えるストラップ部分が
幅広＋テープで補強されました。
実際に使用していくとこの仕様の方がより安心して使えると判断したからです。
三角形のポケットが４つ重ねてあります。
各サイズ三角紙が収納できます。
このポケットに三角紙を収納する事によって
三角ケースの中で三角紙を探す手間が省けより効率良く採集できます。
コレが本当にストレスを感じていて、もう三角ケースの中で三角紙を探す作業が
無くなるかと思うと、とても心強い仕様だと思います。
三角紙を入れるとこういう感じです。
収まりも大変良くとても気に入っているディティールです。
サイドから見ると裾広がりなのが分かって頂けると思います。
各ポケットがウエスト周りに集中したデザインになっておりツールを入れた時に
広がっていないとモタつくのでこの広がりはとても重要です。
バックは大きなハンティングポケット。
捕虫網のスペアやご飯なども収納出来る大型ポケットです。
ネック部分は米HINSON社のハンティングジャケットのディティールをお手本に
外れる仕様です。バランス良くスナップを配置。
裾部分はサンプルから大きく変更している箇所があります。
両サイドをしっかりとジップで開閉出来る仕様に。
こうする事により尻当てで使用する際とてもスムーズに引くことが出来るようになりました。
ジップを下げてスナップを外すとこのような感じで下に落ちます。
スナップ、ジップを全て外し開けた全体像です。
山に入るとき、必ずといっていい程、白パンを履いています。
理由は山の中で山ダニ・マダニが付着した際、一目で発見、駆除出来るからです。
ご飯を食べていると尻部分だけ汚れてしまい、どうにかならないもんかと
思っていたところに思いついたディティールです。
尻に当たる部分は生地を２重にしています。
右裾には熊鈴ストラップ搭載。
山の中で獣に合わない為に必ず付けます。
各ポケット内側の補強で使っているテープを畳みスナップで叩いています。
袖口もスナップで開閉可能にしています。
スナップを外すと、背中は大きく割れています。
採集時における気温・体温上昇での通気とアクションプリーツをこの大きな割れが
背負ってくれています。至ってシンプルなディティールですがとても気にいっています。
裏側です。
裏側にも左右３つ、計６ポケット搭載しています。
分かりずらいですが、シークレットポケットも搭載しています。
脇は通気孔を。テープで補強しています。
アップです。各ポケット三角紙のスペアや細々した道具がストレス無く収納出来る
十分な収納力です。
左胸裏にはピンセット収納ポケットも搭載しています。
サンプルから角度と深さを変更していますのでコチラも安心してフィールドへ持ち出しできます。
ピンセット専用ポケットも虫屋さんならではのディティールです。
他にはペンなども収納出来ます。
↑は１stサンプルをフィールドテストで着込んだ状態です。
硫化染めコットンナイロンのハーフ生地ですので当然味わい深い表情に変化しています。
ナイロン地が思ったよりも引き締めてくれており、コットンだけでは現れない良い表情です。
アップです。各パーツのパッカリングも味わい深い表情を演出してくれています。
こうして新品と比べると、随分と違うことがお分かり頂けるかと思います。
人が着るとより裾広がりなシルエットが分かります。
着ているのは1stサンプルです。
現段階、蝶採集専門のハンティングウエアは歴史上ありませんでした。
今回、初めて蝶採集専用のハンティングウエアを生産させて頂きました。
とても良い仕上がりです。しっかりと使えて道具として向き合える衣。
この仕様を縫って頂いた方にも頭が上がりません。ありがとうございます。
2016秋冬は新型のハンティングジャケットとシャツを予定しています。
専用のハンティングウエア。
来月、長崎県波佐見町で開催される展示会thoughtでお披露目になります。
お楽しみに。