2017/02/01

平成29年2月1日

2月に入りました。


来月はいよいよ展示会、太宰府天満宮内で開催されるthought 5thからです。


今回は少し自分を奮い立たせる為にも綴ってみたいと思います。


tehu tehu - specimen box & butterfly hunting gear -


当たり前のように安さやコストパフォーマンスを求められている時代です。


僕には理解出来ません。


時代が安さやコストパフォーマンスを追い求めて


何を犠牲にしているのか求めてしまった代償を皆さんは考えた事ありますか?


お手軽さや利便性、安さ、全てを無視した事をやってみたい。


その言葉の裏側にある熱のある事にチャレンジしたいと思った・思っている。


specimen boxは全て自分達の手で採集している。


標本のラベルにはその証に名前を入れています。


いわばギャランンティーカードです。


インターネットで買ってしまえば簡単に製作出来ますが


それをやっていたら生き物や自然の大切さや手仕事の裏側、


何より1箱1箱に付いている見えないリアルストーリーが出来上がらない。




唯一無二にはなれません。世界基準でオリジナルなブランドになりたいんです。


購入された方は買って・飾ってで終わってほしくないと本当は思っています。


自分なりに調べてじっくり観察して、普段の生活で蝶を発見して勉強して


色んなことを考え始めて、スタートしてほしいと願っています。


何かが始まるアクションポイントになってほしいと思っています。


想いだったり動きだったり何でもいい。時期もいつでもいい。


長い人生の中での小さなアクションになってくれれば最高です。


ちなみに蝶採集遠い昔、紳士のスポーツであったり教育の1部であった


時代もありました。知らなかったでしょ〜。



butterfly hunting gear


specimen boxを作る為に必要な道具。


ジャケットはウールで作らないんですか〜?もっと厚手で〜。


と頻繁にリクエストを頂きます。大変ありがたいのですが絶対作りません笑


まず蝶を採る時期は気温が高いのでウールも必要ないし厚手の生地だと


動きづらくてしょうがないんです。だから全て薄手なんです。


凄い汗かきます。だからジャケットはすぐ乾く生地を選んでいます。




作られているジャケット、今シーズンはトラウザーズもハットもサングラスも


全て意味があって作られています。たまには意味無くてこんなのどうですか!?


とかやってみる!?トレンド追ったぜ!とか考えますが僕には出来なさそうですね・・・


ハハハ・・・


ネイビーとかブラックとか作り始めたら後ろから蹴り入れて下さいね。


縫製工程も多く独特なウエア類は1型出来上がるまでにとても時間が掛かる。


生地スワッチ見て、じゃあコレに似た感じで〜。ポケット多めで〜ラフ画書いて


適当に工場さんへポイッと投げてタンブラー回して雰囲気ごまかして〜とやれば


物は出来上がりますが、何も良くありません。


色々とよくないよね・・・。


何回も書き直して詰め直して、


朝から晩まで考えて山入って〜ミスがあれば最初に戻って


縫製ミスがあればやり直してと


随分前から仕込みは始まって皆様の手元にございます。


偉そうな事も言えないし、凄い事をしてるとも心から思っていませんが


こんな風にハンティングウエアだけに限って作られているブランドがあっても


いいですよね?それがいいとも思いませんが・・・


考えやスタンスは自由なので僕はこのスタンスを貫きたいです。


次のシーズンも新型作っていますし、シーズン物も作っています。


既存の型で新しい色も作った。


あとはお取り扱い店舗様のオーナーさんやバイヤーさんが評価してお店で売られる。


その工程が今はマックス。ジャストナウです。


合同展示会thoughtの最終日はマーケット。


一般のお客様もその日は来場、各ブランドさんから直接買う事が出来ます。


tehu tehuもspecimen boxとハンティングギアを販売しますよ〜。


一般のお客様に接客出来る唯一の日です。


九州の皆様のご来場・質問の嵐お待ちしています。


お越し頂くバイヤーさんも、お待ちしています。


夜は美味しいご飯とお酒を天神でね。